映画:ふんわりとした幸せ感
2022-05-16

 ハッピー、ハッピーと押し付けられるとウザイ。観終わった後の、ふわっとした余韻が大事。

「1996, Kauas pilvet karkaavat, 浮き雲アキ・カウリスマキ
 フィンランドという国柄なのか、カウリスマキ監督作品だからなのか、落ち着いたトーンが心地良い。旦那がカワイイ。

  
  

「2013, The Secret Life of Walter Mitty, LIFE!/ライフベン・スティラー
 苦手なベン・スティラーだが、珍しくいい。デビッド・ボウイの曲は、映画映えする。

  
  

「2000, The Family Man, 天使のくれた時間ブレット・ラトナー
 ぶっちゃけ、僕はニコラス・ケイジが大好き。最近、借金を返し終えたとかいう記事を見かけたので、今後はマトモな作品にも出れると期待。

  
  

「1987, Moonstruck, 月の輝く夜にノーマン・ジュイソン
 主役のシェールって歌手だろ、好みじゃないし、ってスルーしてたんだが、観たら悪くないどころか面白かった。そんなんでいいのかよって突っ込みもイタリア系ってことで全て解決。

  
  

「2004, Napoleon Dynamite, ナポレオン・ダイナマイトジャレッド・ヘス
 「バス男」なるフザケタ邦題付けた奴は、センス無いし、本編観てないんだろう。この作品に限らず、アホな宣伝のせいで、食わず嫌いしてる作品が他にもあるかも。

  
  
映画:別人に…
2020-04-16

 芸能人なんかは、普通に「誰?」みたいなのはありがちだよね。

「1985, Remo Williams: The Adventure Begins, レモ/第1の挑戦ガイ・ハミルトン
 超お気に入りの元祖、銃弾避けB級アクション。シナンジュなる朝鮮武術で悪者を成敗。原作あるんだから、シリーズ化して欲しかった。

  
  

「2014, Predestination, プリデスティネーションマイケル・スピエリッグ, ピーター・スピエリッグ
 ハインライン原作のタイムトラベルもの。一発芸的なアイデアで、オチを優先にしたためか、ちと強引。

  
  

「1966, Seconds, セコンドジョン・フランケンハイマー
 冒頭から、不穏な映像と音楽。カメラマンを褒めるべきなのか、監督がすごいのか。

  
  

「2011, Source Code, ミッション: 8ミニッツダンカン・ジョーンズ
 個人の記憶以外も展開できるんだから、タイムリープじゃないといいつつ、結局タイムリープだよな。それとも、現実自体も、マトリックス世界なのか。

  
  

「1960, Plein Soleil, 太陽がいっぱいルネ・クレマン
 アラン・ドロンの代表作。女優さんより、キレイw、困ったもんだ。

  
  

「1997, Face/Off, フェイス/オフジョン・ウー
 2大スターで、がっぷり四つってのがいい。2丁拳銃や、派手な爆発はいいが、ハトはいらないw ジョアン・アレンも老けすぎ。

  
  
映画:カンフー・武侠映画
2020-03-18

 古めの香港映画は、この辺を押さえておけばいいと思う。

「1991-1993, ?飛鴻, ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナツイ・ハーク
 リー・リンチェイは、ワンチャイ3部作で満足。2作目の天地大乱でのドニー・イェンとの戦いが熱い。ハリウッド作品は、パッとしない。

  
  

「1978, 醉拳, ドランクモンキー 酔拳ユエン・ウーピン
 ジャッキーは、日本語の吹き替えのほうが違和感ないわ。師匠役のユエン・シャオティエンは、ウーピン監督の父ちゃんね。

  
  

「1977, Return of the Chinese Boxer, 神拳大戰快鎗手」ジミー・ウォング
 アイデア盛りだくさんで感心。オンリーワンのスターであることに間違いはない。

  
  

「1978, 少林三十六房, 少林寺三十六房ラウ・カーリョン
 イケメン、リュー・チャーフィー。修行パートが色々あって楽しい。有名なリンチェイの「少林寺」は、武術アクションはすごいが、映画としてみたときにバランス悪し。

  
  

「1966, 大酔侠キン・フー
 チェン・ペイペイ主演の武侠もの。キン・フーなら「侠女」だろ、と突っ込まれるかもしれないが、ヒロインの可愛さが段違いだからね。「グリーン・デスティニー」でおばちゃんになっててショック。

  
  
映画:オズの魔法使
2020-03-18

 不朽の名作、オズ絡みの作品から。ダイアナ・ロスの「ウィズ」は、選考外。

「1985, Return to OZ, オズウォルター・マーチ
 非公式な続編、カンザスに帰ってきた後の話。初めから終わりまで、ひたすら、陰鬱ローテンション。中身はともかく、アニマトロニクス等の特撮を見る映画。

  
  

「2013, Oz: the Great and Powerful, オズ はじまりの戦いサム・ライミ
 いんちき魔術師が、オズの大魔術士となる前日譚。サム・ライミが、やらかすんじゃないかと、心配してたが、普通によかった。むしろ、真面目すぎた。

  
  

「1990, Wild at Heart, ワイルド・アット・ハートデヴィッド・リンチ
 リンチさん、ふざけすぎ。でも、ラストの「ラヴ・ミー・テンダー」でどうでもよくなる。ニコラス・ケイジの本名は、ニコラス・キム・コッポラなんやで。

  
  

「1974, Zardoz, 未来惑星ザルドスジョン・ブアマン
 赤パンが似合うのは、ジャイアント馬場と、ショーン・コネリーだけ。

 僕のドメイン(RDOZ.NET)は、コレから来てる。メールだと頭に@が付くから、Z@RDOZ ね。WIZ@RDOZ でもいいけど。

  
  

「1939, The Wizard of Oz, オズの魔法使ヴィクター・フレミング
 別格、何十回観たことか。若い世代は観ても感動できないかもなぁ。

  
  
映画:音楽モノ、その2
2020-03-16

 サントラ代わりに観てたりするから、リピート率高い。

「2001, Hedwig and the Angry Inch, ヘドウィグ・アンド・アングリーインチジョン・キャメロン・ミッチェル
 オカマ映画だが、見た目で敬遠するのは、もったいない。

  
  

「1984, The Cotton Club, コットンクラブフランシス・フォード・コッポラ
 コッポラの最高作じゃん。けなすのは、「ワン・フロム・ザ・ハート」にしとこうぜ。

  
  

「1984, Streets of Fire, ストリート・オブ・ファイヤーウォルター・ヒル
 カッコいい男っていったら、トム・コーディ。アイドルは、ダイアン・レイン。デフォーも、マッコイも、リック・モラニスも、もちろん音楽も全て良し。

 マイケル・パレは、まだ元気そうだから、メジャー作品に呼んでほしいなぁ。

  
  

「1975, The Rocky Horror Picture Show, ロッキー・ホラー・ショージム・シャーマン
 滅茶苦茶なようでも、ティム・カリーのカリスマがあってこそ成り立つ。続編の「ショック・トリートメント」が、駄目なのはそこ。

  
  

「1975, Tommy, トミーケン・ラッセル
 ザ・フーのロック・オペラ。映画というより、豪華なミュージックビデオ。クラプトンに、ティナ・ターナー、エルトン・ジョン。何しろ、アン=マーグレットいいよね。

  
  
映画:老人映画
2020-03-14

 メインキャストが、ばあちゃん、じいちゃんなのから。

「1955, The Ladykillers, マダムと泥棒アレクサンダー・マッケンドリック
 アレック・(オビ=ワン)・ギネスが強盗団のリーダー。ピーター・セラーズが若い。

  
  

「1957, Smultronstallet, 野いちごイングマール・ベルイマン
 スウェーデン映画。何気に、美人揃いだが、スタンドのオネーちゃんが可愛い。

  
  

「1999, The Straight Story, ストレイト・ストーリーデヴィッド・リンチ
 リンチ映画なので、ドキワクしながら観始めたわけです。お、シシー・スペイセクだ、、、鹿だ、、、え、終わり? いい映画だけど、期待してたのとは違うわw。

  
  

「1952, Umberto D., ウンベルト・Dヴィットリオ・デ・シーカ
 他人事とは思えない。明日は我が身。

  
  

「1955, 生きものの記録黒澤 明
 「放射能ガー」への正解が示されているラストに、黒澤の非凡さを感じる。でも、三船に老けメイクまでさせて出演させる必要もないんじゃ。この時代だと、好きにキャストは決められなかったのかな。ま、三船ファンとしては嬉しいが。

  
  
映画:Charles Laughton チャールズ・ロートン
2020-03-13

 ふとっちょな、イギリスの名優。嫁(職業的パートナー?)は、「情婦」の看護婦役の、エルザ・ランチェスター。「フランケンシュタインの花嫁」に出てた人ね。

「1932, Island of Lost Souls, 獣人島」アール・C・ケントン
 H.G.ウェルズの「モロー博士の島」、たしか3回くらい映画化されていたはず。リメイク物は、たいてい最初のよりイマイチになるのは何故なんだろ。

  
  

「1935, Mutiny on the Bounty, 戦艦バウンティ号の叛乱フランク・ロイド
 「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲーブルと敵対する冷酷無慈悲な艦長役。めちゃくちゃ憎たらしい。

  
  

「1954, Hobson's Choice, ホブスンの婿選びデヴィッド・リーン
 靴屋さん家のコメディドラマ。気に入って何度も観ていたが、巨匠監督作だったのか、今頃気づいた。

  
  

「1957, Witness for the Prosecution, 情婦ビリー・ワイルダー
 「ダムユー~、ダムユー~」の所で、大ウケです。分かっていても、面白いわ。

  
  

「1955, The Night of the Hunter, 狩人の夜チャールズ・ロートン
 唯一の監督作。公開時は、評価されなかったらしい、普通に良い出来だよな。最も、ロバート・ミッチャムのおかげとも言えるが。

  
  
映画:作家ネタ
2017-05-18

でっかいタイプライターが作家業のデフォなのか。

「1995, Smoke, スモークウェイン・ワン
 好きな俳優さんばかりで、絵面だけで、ニヤニヤしちゃうわ。他人に勧めてもケチのつけられない優良作。

  
  

「2001, Moulin Rouge!, ムーラン・ルージュバズ・ラーマン
 主役2人とも、好きじゃないんだが、この作品は気に入っている。まぁ、ミュージカル嫌いじゃないし。

  
  

「1984, Romancing the Stone, ロマンシング・ストーン 秘宝の谷ロバート・ゼメキス
 キャスリーン・ターナー、マイケル・ダグラスに、ダニー・デヴィート。このトリオは、続編の「ナイルの宝石」や、「ローズ家の戦争」とかでも。

  
  

「2006, Stranger Than Fiction, 主人公は僕だったマーク・フォースター
 オチのひねりのなさに愕然。ラストは盛り上げるよう努力するべきだと思うが。腹たつわ。

  
  

「2012, Ruby Sparks, ルビー・スパークスジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス
 佳境のところから、ホラーに変質してくれれば、俺様、大絶賛だったのに…。ぬるい終わり方で、残念。

  
  
映画:ブラック・コメディ
2015-10-11
たまに、洒落が通じない人がいて、映画に対して、プンスカ怒ってたりするけれど、現実とエンターテイメントとは、明らかに別次元なのだから、

「1994, Serial Mom, シリアル・ママジョン・ウォーターズ
 アメリカの陪審員制度って、こんななのかと。

  
  

「1975, Death Race 2000, デス・レース2000年ポール・バーテル
 不謹慎(笑)。スタローン(笑)。ロジャー・コーマンが製作。監督のポール・バーテルは、俳優としても色んなのに出てる。

  
  

「1991, Delicatessen, デリカテッセンジャン=ピエール・ジュネ & マルク・キャロ
 「ロスト・チルドレン」のジェネ&キャロ作品。おなじみの役者さんたち。

  
  

「1988, A Fish Called Wanda, ワンダとダイヤと優しい奴らチャールズ・クリクトン
 ジョン・クリーズとマイケル・ペイリンで、パイソンズ風味。それに、アメリカ人を足したバランスもいい。ジェイミー・リー・カーティスは美人じゃ無いんだが、なんか雰囲気あるんだよな。

  
  

「1964, Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb, 博士の異常な愛情:または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかスタンリー・キューブリック
 一人三役のピーター・セラーズはもちろん、ジョージ・C・スコットもいい。これ以上のブラック・コメディはあるのか? 核兵器の存在自体が、ギャグ。撃ったら、撃たれる、諸刃の剣。あ、持ってない相手に使うキチガイもいるか。

  
  
映画:地味系SF
2015-06-06
派手なことが起こらなくても、面白いのは色々ある。

「2007, The Man from Earthリチャード・シェンクマン
 自主制作映画。予算確保して、話の再現映像付きにすれば傑作になるかも。

  
  

「1966, Fahrenheit 451, 華氏451フランソワ・トリュフォー
 リアルな紙本なんぞ、無くても困らないが、本云々というより、思想統制される社会はどうなのよ、っていう話。

  
  

「1979, Сталкер, ストーカーアンドレイ・タルコフスキー
 案内人(ストーカー)と2人のオッサンが、うろうろするだけの映画。途中、30分くらいはカットした方が面白いと思う僕は、芸術が分からないのか。中身はともかく、映像だけでも。

  
  

「2001, K-PAX, 光の旅人 K-PAXイアン・ソフトリー
 ジェフ・ブリッジスは、大好きなんだが、ケヴィン・スペイシーがキモくて苦手。

  
  

「1971, The Andromeda Strain, アンドロメダ…ロバート・ワイズ
 原作は、マイケル・クライトンの「アンドロメダ病原体」。ハラハラ、ドキドキ、ラストに向けて盛り上がる。JAXAのはやぶさは、微粒子しか持ってこれなかったけど、がっつり持ってきて、実はやばいのが混じってて…、ってのもありな話か。

  
  

「1970, Colossus: The Forbin Project, 地球爆破作戦ジョセフ・サージェント
 仮にコンピュータが、自分自身を再プログラミングして賢くなれたとしても、結局それは、元々のプログラムに、アップグレード可能な仕組みが用意されていた、ということ。出来損ないのダメ人間的な、擬似人格ならぬ、コンピュータ格を作ることは可能だろう。逆に、人間とて、パラメータが異常に多いだけのプログラムにすぎないのかもしれない。

  
  
映画:特撮
2015-05-13

時代劇と特撮だけは、邦画もそれなりに観てる。といっても、昔のだけで、明らかに見劣りする日本のSFXなんぞ期待していない。というか、近年の邦画そのものに興味が無い。

いわゆる、ヒーロー物のジャンルとしての特撮、あるいは、本来の撮影技術SFX的な意味での、ミニチュアを使った撮影、さらに着ぐるみの使用など、日本映画も、そこそこイケていた時期があった。

CG化が進んだ現在では、技術もセンスも、外国映画に歯が立たない。2次元アニメには、才能のあるアニメータがいるのだから、それをCG屋に転用できないものなのか。

「1954, ゴジラ本多 猪四郎
 ヒロインらしきクズ女は、頭からボリボリ、ゴジラに食われてしまえ。むかつくわ。志村喬も含めて、ドラマパートがイマイチなのが不満。

 後の怪獣映画(嫌いじゃないよ)とは、明らかに趣きが違う。モノクロなのも相まって、着ぐるみゴジラは、中々の迫力。大人向けのパニック映画。

  
  

「1962, 妖星ゴラス本多 猪四郎
 「アルマゲドン」的な話。衝突回避する方法がすげぇ。それは思いつかないわ。

  
  

「1963, 大盗賊谷口 千吉
 三船敏郎は、どんな作品に出ても一生懸命。時代劇かと思いきや、無国籍ファンタジー。

  
  

「1963, マタンゴ本多 猪四郎
 「電送人間」とかの変身人間シリーズよりも、圧倒的に面白い。水野久美さんが、全部持っていっちゃう。

  
  

「1966, 大魔神安田 公義
 大映の特撮時代劇。シリーズ全3作。魔神も迫力十分。監督は、時代劇専門の人であるから、特撮外の部分も問題なし。

  
  

「1956, 空の大怪獣ラドン本多 猪四郎
 前半の巨大ヤゴは、「放射能X」の巨大蟻だな。ともかく、特撮シーンが、素晴らしい。市街地戦のシーン最高! 屋根瓦が風で飛ぶとことか、細けぇ。

  
  

「2012, 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE中澤 祥次郎
 最近の戦隊モノの役者は、ジャニーズ風のヤサ男ばかりなんだな。ゴーカイジャーの常にドヤ顔のキャプテン・マーベラス=小澤亮太に対するは、初代ギャバン=大葉健二。大葉ギャバンのリアルな重みが、特撮ヒーロー映画に欠けている部分そのものなんだろう。そんなわけで、新旧、絶妙に調和したこの作品は、例外的に面白い。

  
  
映画:アルジェントとバーヴァ
2015-05-08
イタリア映画っていったら、マカロニ・ウエスタン。後は、アルジェントに、バーヴァくらいしか知らない。アルジェントは、ひたすら、キチガイ。雑な作品だらけでも、信念みたいなのは感じられるから、ファンがつくのも分かる。バーヴァも、映像優先みたいな所がある、というか、撮影もする人なのね。

「1975, Profondo Rosso, サスペリア2ダリオ・アルジェント
 サスペリアとは無関係だし、製作もサスペリアより前。こういうカスみたいな邦題はなんなのか。アルジェント作品の中じゃ、けっこうマトモ。

  
  

「1971, 4 mosche di velluto grigio, 4匹の蝿ダリオ・アルジェント
 あまりに強引(笑)。ちょっと手直しするだけで、真っ当に評価される作品になりそうなのに。

  
  

「1965, Terrore nello spazio, バンパイアの惑星」マリオ・バーヴァ
 リドリー・スコットのエイリアンの元ネタと言われてる。ちなみに、バンパイアは出てこない。アメリカ版タイトル「Planet of the Vampires」の直訳だな。

  
  

「1963, La Ragazza che sapeva troppo, 知りすぎた少女」マリオ・バーヴァ
 これも、邦題詐欺。少女は、出てこない。

  
  

「1966, Operazione paura, 呪いの館」マリオ・バーヴァ
 こけおどし映像にびびる(笑)。これ、カラーじゃなく、モノクロにして観たらいい感じよ。作品としては微妙だが、映像的に面白い。

  
  

「1960, La maschera del demonio, 血ぬられた墓標」マリオ・バーヴァ
 ゴシック様式、イタリアン・ホラーのイメージからは外れる(知らないだけかも)。

  
  
映画:90's コメディ
2015-04-28
アクションでも、ホラーでも、SFでも、コメディ要素があった方が、気楽に観れる。重い映画は、いい作品でも、繰り返し観たくはならないからね。

「1994, Pulp Fiction, パルプ・フィクションクエンティン・タランティーノ
 タランティーノの最高傑作。

  
  

「1998, The Big Lebowski, ビッグ・リボウスキジョエル・コーエン
 コーエン兄弟で、唯一面白い。

  
  

「1999, Idle Hands, アイドル・ハンズロッドマン・フレンダー
 主役の兄ちゃん冴えないなぁ、とも思うが、イケメンもってきたら、このバカっぽさは出ないから、これはこれでいいのか。

  
  

「1993, Army of Darkness, キャプテン・スーパーマーケットサム・ライミ
 死霊のはらわたの3作目。1作目からして、スプラッターだの、ホラーだの言っても、既にギャグ映画だった。

  
  

「1999, Galaxy Quest, ギャラクシー・クエストディーン・パリソット
 スタートレックって、いまいち乗れないんだよなぁ。このパチモンみたいのは、すごく気に入ってる。

  
  
映画:オカルト
2015-04-25

「オーメン」や「エクソシスト」では有名すぎるので違うやつ。でも、同じような映画は山ほどあるのに、未だ「エクソシスト」を超えるの知らないわ。

「1963, The Haunting, たたりロバート・ワイズ
 イライラしっぱなしだが、最後にはスッキリ。

  
  

「1968, Rosemary's Baby, ローズマリーの赤ちゃんロマン・ポランスキー
 出来がいいのは間違いない。ミア・ファローが、上手いのか。

  
  

「1973, The Legend of Hell House, ヘルハウス」ジョン・ハフ
 霊媒師役のパメラ・フランクリンが可愛い。

  
  

「1978, The Manitou, マニトウウィリアム・ガードラー
 オチが、予想外の方向へぶっ飛んでるのがいい。

  
  

「1980, The Changeling, チェンジリングピーター・メダック
 なんか、場違いにキレイなおばちゃんだなと思ったら、身内かよ。

  
  

「1987, Angel Heart, エンゼル・ハートアラン・パーカー
 この頃の、ミッキー・ロークはエロ・カッコいいな。

  
  

「1988, Child's Play, チャイルド・プレイトム・ホランド
 何もしてなくても、デカイ人形は怖いな。

  
  
映画:Terry Gilliam テリー・ギリアム
2014-11-12
代表作が、12モンキーズとか言われると、イラッと来る(笑)。バンデットQ → 未来世紀ブラジル → バロン の三部作こそ素晴らしい。その後の雇われ監督しか出来なくなった後は、毒が抜けちゃって魅力半減。

ギリアム自身は、芸術家であっても、映画製作全体を管理するような能力は無いのだろう、その辺を補完できる人間が周りにいないのが不幸の始まりか。

「1969-74, Monty Python's Flying Circus, 空飛ぶモンティ・パイソン
 5人のインテリ・イギリス人+ギリアムのコメディ・グループ「モンティ・パイソン」。空飛ぶモンティ・パイソンは、BBC で放送されたコメディ・スケッチ番組。各スケッチ(コント)間のつなぎに、ギリアムのアニメーションが使われている。

 イラストや写真を切り抜いたものを、動かしながらコマ撮りするアナログな手法。日本の魔法少女アニメでギリアム・ライクなのを見たりすると、本家ギリアムが今の技術を使ってアニメを作ったらどうなるのか。やってくれないかなぁ。

  
  

「1975, Monty Python and the Holy Grail, モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルテリー・ジョーンズ & テリー・ギリアム
 アーサー王伝説の映画化。いまひとつ貧乏くさいが、中世ならこんなものか。ギリアム本人も役者として登場。

  
  

「1981, Time Bandits, バンデットQテリー・ギリアム
 子供が主役であっても、子供向け映画にはならない。ちっちゃい人達も、色物ではなく、キチンと俳優してた。

 お笑いゲスト:ショーン・コネリー

  
  

「1985, Brazil, 未来世紀ブラジルテリー・ギリアム
 映画好きのきっかけになった作品。というか、映画監督というものを意識するようになった。以降、俳優よりも、制作側の人間から追いかけて鑑賞するほうが、好みの作品にあたる確率が高くなる事を知った。

 お笑いゲスト:ロバート・デ・ニーロ

  
  

「1988, The Adventures of Baron Munchausen, バロンテリー・ギリアム
 「ほら吹き男爵の冒険」の映画化。巷の評判は悪いらしいが、ファンタジー色強くて、最高じゃないの。

 お笑いゲスト:ロビン・ウィリアムズ

  
  
映画:Mifune x Kurosawa 三船 敏郎 × 黒澤 明
2014-11-06

セカイのミフネ、というのは、黒澤作品が、外国の人達にも高く評価されたからなんだろう。黒澤あっての三船、三船あっての黒澤、間違いない。

一監督の評価の高い作品数で比べるなら、黒澤が僕の中では一番になってしまう。「赤ひげ」以降は、観る気もしない黒澤嫌いの僕ですら、全盛期の作品は圧倒される。

「1949, 野良犬
 イケメンでしょ。これで、裏方志望ってのは、さすがに勿体ない。

  
  

「1958, 隠し砦の三悪人
 「この姫は無いわ」 → 「うーん、これも有りかなぁ」 → 「これぞ姫様だよな」、観返す度、上原美佐の雪姫が好きになる。

 最初に観た時に感じたのは「こんなの日本映画じゃない」ってこと。まんまハリウッドの大作レベル。日本の俳優が、日本の時代劇を、日本語で演技していたにも関わらず、そう感じた。邦画なんてと馬鹿にしてたから、余計にショックが大きかった。

  
  

「1961, 用心棒
 知らない人はいないな。こんなカッコいい俳優いないだろ。

  
  

「1963, 天国と地獄
 何度観ても面白い。黒澤なんて時代劇だけだろ、っていう僕の負け惜しみすら打ち砕かれた。

  
  
映画:SF古典
2014-03-23

個人的に古めの作品は好きなので、特撮の稚拙さなどは気にならない。リメイクしたのも観ているが、どうでもいいような凡作ばかり。

「1951, The Day The Earth Stood Still, 地球の静止する日ロバート・ワイズ
 友好を求めるのに、アメリカに行くのが、そもそもの間違い。

  
  

「1953, The War of the Worlds, 宇宙戦争バイロン・ハスキン
 リメイク版よりも、馬鹿映画に徹した「インディペンデンス・デイ」のほうが面白い。今も昔も、ほんと核攻撃の好きなヤツらだよな。インテリぶってても、デカイ爆弾くらいの認識しかないからな。

  
  

「1954, This Island Earth, 宇宙水爆戦ジョセフ・M・ニューマン
 映画そのものよりも、登場するメタルーナ・ミュータントが有名。

  
  

「1956, Forbidden Planet, 禁断の惑星ウォルター・ピジョン
 コメディじゃないレスリー・ニールセンに違和感あれど、間違いなく名作。ロビー・ザ・ロボットのデザインいいよな。

  
  

「1960, The Time Machine, タイム・マシンジョージ・パル
 意外と映画は観てない人が多いんだよね。

  
  

映画:音楽モノ、その1
2013-12-08
 サントラもいいが、やっぱり画がついてるほうがいいな。

「1984, Amadeus, アマデウスミロス・フォアマン
 アカデミー賞作品なんぞ、鼻で笑うが、コレは、ガチ。8部門を受賞ってのも仕方ないだろう。その辺のごみ映画と比べるのは、さすがに失礼なレベル。

  
  

「1988, Bird, バードクリント・イーストウッド
 バードこと、チャーリー・パーカーの伝記もの。俳優のクリント・イーストウッド監督作。ジャズ好きらしく、好感のもてる出来。情熱もって作ったものは、やはりどこか違う。

  
  

「1980, The Blues Brothers, ブルース・ブラザースジョン・ランディス
 バンドメンバーとかも、本物のミュージシャンだし、ゲストも同様。何気にカーアクションがすごい。

  
  

「1974, Phantom of the Paradise, ファントム・オブ・パラダイスブライアン・デ・パルマ
 ちっこいオッサン、ポール・ウィリアムズ! 音楽も本人。俳優としても幾つかの映画出てて、「最後の猿の惑星」で、フル・メイクの猿なのに、声だけですぐわかった(笑)。

  
  

「1984, Purple Rain, パープル・レイン」アルバート・マグノーリ
 マイケル・ジャクソン人気の中、殿下好きは変態扱いされて肩身が狭かった。僕は、今の小洒落たプリンスではなく、この頃のギトギトしたのが今でも好きなのです。

  
  

「1986, Round Midnight, ラウンド・ミッドナイトベルトラン・ダヴェルニエ
 「バード」と同じような話。こちらは、本職のデクスター・ゴードン。まんま本人も同じような生い立ちか。演奏シーンも多いので、いいスピーカー持ってる人、ぜひ。

  
  
映画:80's コメディ
2013-10-27

個人的に一番いろんな映画を観てた時期。大作じゃなくても、そこそこバランスの良い娯楽作品がそろってた。最近の作品は、CG以外、進歩してないどころか、劣化してるんじゃないのかね。

「1986, Three Amigos!, サボテン・ブラザースジョン・ランディス
 この頃は、絶好調のランディス。害の無い優良コメディ。3馬鹿の加減が絶妙。

  
  

「1988, The Naked Gun, 裸の銃を持つ男デビッド・ザッカー
 レスリー・ニールセンのキャラだけで成り立っているような映画。実はTVシリーズもある。それにしても、悪人に見えない O・J・シンプソン。

  
  

「1985, The Return of the Living Dead, バタリアンダン・オバノン
 変な邦題つけられて、バカ映画みたいになってしまったが、数あるゾンビ映画の中でも屈指の出来。

  
  

「1988, Beetlejuice, ビートルジュースティム・バートン
 バートンの趣味全開。一般ウケは難しいな。

  
  

「1986, Little Shop of Horrors, リトルショップ・オブ・ホラーズフランク・オズ
 監督は、旧スターウォーズのヨーダの中の人。この映画でもマペットが大活躍。ミュージカル嫌いじゃなければ、楽しめるはず。

  
  
映画:ロボット、アンドロイド、ガイノイド
2013-10-26

メジャーなとこだと、「ターミネーター」や「ブレードランナー」あたりか。

「1927, Metropolis, メトロポリスフリッツ・ラング
 さすがに、サイレント映画は、誰にでも勧めるものではないが、一度は観ておいてもいいのでは。オリジナルフィルムが見つからないらしく、あちこち欠落してたりする。

  

「2010, Enthiran, ロボットシャンカール
 「ムトゥ 踊るマハラジャ」の主役の人、スーパースター ”ラジニカーント” の映画。インド映画なんで、ミュージック・ビデオ的なのが所々に入ります。CGなんかは、まんまハリウッド技術。

  
  

「1973, Westworld, ウエストワールドマイケル・クライトン
 ネタも面白いし、ユル・ブリンナーも悪くない。だが、それ以外(ほとんど)がダメダメだ。こういうのこそ、リメイクしないと。ハリウッドは、もともと出来のいいやつばかりリメイクしようとするから失敗するんだよ。

  

「1987, Cherry 2000, チェリー2000スティーブ・デ・ジャーナット
 期待したエロは無いが(笑)、チェリー役のパメラ・ギドリーがかわいいからOK。

  
  

「2015, Ex Machina, エクス・マキナアレックス・ガーランド
 監督は、貧乳マニアなのか。

  
  
映画:Mel Brooks メル・ブルックス
2013-10-23

監督、俳優、プロデューサー、何気に、すごい人なんだけどね。コメディに関しては、しょーもないことを、延々と繰り返すので、ダメな人はダメ。かなり観る人を選ぶ。

「1977, High Anxiety, 新サイコメル・ブルックス
 原題は「めまい」の高所恐怖症から。ヒッチコックの色んな映画からのパロディ満載。

  
  

「1984, History of the World: Part I, 珍説世界史PART Iメル・ブルックス
 メル・ブルックスらしさ、という点では、この映画をオススメ。グレゴリー・ハインズは、踊って無くてもカッコいいわ。

  
  

「1983, To Be or Not To Be, メル・ブルックスの大脱走アラン・ジョンソン
 監督が他の人なので、下品さは無い。一般向け。アン・バンクロフトとは、リアル夫婦。

  
  

「1974, Young Frankenstein, ヤング・フランケンシュタインメル・ブルックス
 ジーン・ワイルダーっていったらコレ。メル・ブルックスの中では、一番の出来では。アホキャラのテリー・ガーがかわいい。

  
  

「1987, Spaceballs, スペースボールメル・ブルックス
 ビル・プルマンが面白すぎる。他の映画で真面目な役を見ても、ついこの映画のマヌケ姿を、思い出してしまう。

  
  
映画:子役
2013-09-29
こいつは絶対エライ人のコネかなんかで連れてきた奴だろ、みたいなのだと腹立つよな。まぁ外国語だと棒読みなのかどうなのか、よく分からなかったりもする。
雰囲気でなんとなく、いい感じな気がするのを選んでみた。

「2000, Billy Elliot, リトル・ダンサースティーヴン・ダルドリー
 イギリスでもバレエは、金持ちがやるものじゃないのかな。炭鉱夫が出てくると無条件に、イギリスっぽい。

  
  

「1995, La Cite des enfants perdus, ロスト・チルドレンジャン・ピエール・ジュネ
 ロン・パールマン と ジュディット・ビッテ嬢の、凸凹コンビ。ギリアムっぽい雰囲気で、美術やら映像やら凝っててよい感じ。

  
  

「1979, Kramer vs. Kramer, クレイマー、クレイマーロバート・ベントン
 クソガキ、とか思ってても、最後の方なんか、かわいく見えてくるからね、不思議なもの。

  
  

「1948, Ladri di biciclette, 自転車泥棒ヴィットリオ・デ・シーカ
 チャリンコ泥棒して捕まった奴には、「時計じかけのオレンジ」風に体を固定して、強制鑑賞させて感想文を書かせるべき。

  
  

「2010, Kick-Ass, キック・アスマシュー・ヴォーン
 モレッツちゃんと、ニコラス・ケイジの父娘だけの話でよかった。続編観たら、何かちょっと違ってた。続けて撮るべきだったね、残念。

  
  

「1956, The Bad Seed, 悪い種子マービン・ルロイ
 オチの後の余計なカットが邪魔、台無しだ。子役のマコーマックちゃんには、文句無し。

  
  

「1973, El espiritu de la colmena, ミツバチのささやきビクトル・エリセ
 かわいいは正義! 最強の萌え映画。

  
  
映画:テッテテー♪ スモールライト!
2013-09-28
人間の縮小化ってネタは、けっこうありがちな話。今やCGで合成なんか簡単に出来る時代だが、昔はけっこう大変だったんだよな。色々な工夫が垣間見られて興味深い。

「1936, The Devil-Doll, 悪魔の人形」トッド・ブラウニング
 無茶苦茶なようでも、最後には、キレイにまとめられる。あれ?、納得いかない気もするが深く考えちゃいけないな。まぁ、タイトルに騙されず、ぜひ。

  

「1940, Dr. Cyclopsアーネスト・B・シュードサック
 キチガイ博士もの。テクニカラーが無駄にキレイ。

  

「1957, Incredible Shrinking Man, 縮みゆく人間」ジャック・アーノルド
 アメリカ映画らしからぬ終わり方。ハリウッド映画たるもの、バキューン、ドギューン、バカーンといかないとね。侘び寂びとか分かってたまるか。

  

「1966, Fantastic Voyage, ミクロの決死圏リチャード・フライシャー
 見えないくらい小さくなって、人の体の中に入ります。インナースペースってやつ。

  

「1966, ウルトラQ 第17話, 1/8計画」円谷 一
 映画じゃなくて、TVシリーズ。カネゴンやガラモンが有名。怪獣が出ない回は、「トワイライトゾーン」みたいな感じで、特撮ファン以外でも面白く観れると思う。

  
映画:武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり
2013-09-22
葉隠の解釈がどうか知らないが、侍とて色んな生き方があったのは想像できる。

「1937, 人情紙風船山中 貞雄
 アメリカン・ニューシネマかよ。焼けてしまったらしい他の作品が見たかった。

 傘貼りならぬ、妻が紙風船つくる浪人生活。武士の身分という肩書きだけでは飯は食えないし、階級社会も楽じゃないな。

  

「1963, 十三人の刺客工藤 栄一
 千恵蔵や嵐寛の良さは分からないが、里見浩太朗が明らかに他と違うのは感じられる。見所は、菅貫太郎のバカ殿と、西村晃の剣豪(笑)。大人数でゴチャゴチャやるのを、集団抗争時代劇というそうな。気に入れば「大殺陣」と「十一人の侍」を。

  

「1963, 第三の影武者」井上 梅次
 市川雷蔵は眠狂四郎のイメージが強すぎて、他の作品観ても今ひとつなんだが、コレは中々面白い。金子信雄の小憎らしさは、何の作品でも天下一品。あれはスゴイ才能。

  

「1967, 上意討ち -拝領妻始末-小林 正樹
 別に痛快娯楽作じゃなきゃダメとは言わないが、「切腹」もそうだが、もう少しなんとかならないものか。カッコ悪いんだよね。

  

「1966, 大菩薩峠岡本 喜八
 雷蔵版も好きなのだけど、仲代の気持ち悪さが勝る。続きが無いのが非常に残念。

  
映画:ハッカー、クラッカー
2013-09-18
ハッカー映画っていうか、コンピュータ・スキルが大活躍なやつ。

「1995, GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」押井 守
 「ブレードランナー」のアニメ版みたいな。アニメっぽくない台詞回しとか、貧乏作品じゃあないんだから、映像で説明してよ。

  

「2001, Antitrust, サベイランス/監視ピーター・ホーウィット
 世間の評判は、よろしくないようだが、僕は高評価。ビル・ゲイツ嫌い(笑)の人は、ぜひ。

  

「2007, Live Free or Die Hard, ダイ・ハード 4.0レン・ワイズマン
 つまらないシリーズ 3、5作目に比べれば、マシだが、何か足りない。映像が整いすぎてるんだな。もうちょっとヨレた感じを出してもらわないと。薄っぺらい悪党も、どうにかならなかったのか。

  

「2000, Takedown, ザ・ハッカージョー・チャペル
 実話ベースのハッカー対決映画。なので、いたって地味なのは仕方ないか。ハッカーというとコンピュータ、ピコピコなイメージなんだが、実際はソーシャルハッキング的な、コンピュータ外の情報を手がかりにして進めていくんだよね。

  

「1983, WarGames, ウォー・ゲームジョン・バダム
 「サマーウォーズ」とかいうアニメを観たとき、おっさん世代なら「ウォー・ゲーム」じゃないかと気付く。それに対して、若い世代は、何言ってるの、監督同じだし、パクリじゃないよ、などと意味不明のことをのたまう。

 どういう事かというと「ぼくらのウォーゲーム」っていう別映画があって、それの焼き直しが「サマーウォーズ」らしい。いやいや、ぼくらの何とかは知らないけど、酷い言い訳だな。

  
  
映画:宇宙へ
2013-09-13
別に天文学がどうの、星がどうのとかいうわけじゃなく、漠然と地球の外がどうなっているのか気になるところではある。映画においても、エイリアン的なものを始め、宇宙ネタは数知れず、もちろん好きな作品も多い。その中から、純粋な宇宙への思いが表されている作品をあげてみる。

「1988, For All Mankind, 宇宙へのフロンティア」アル・ライナート
 NASAのアポロ計画のドキュメンタリー。外から見える地球の映像だけで、単純に感動してしまう。地球をバックに船外活動してるシーンなんか、ケーブル外れないのだろうか、ドキドキ、ヒヤヒヤ。もう見てるだけで息苦しくなる。一方、月面歩行は、意味も無く楽しそう。

 日本の衛星がはるかかなたの星にいって戻ってきたってのがあったけど、それよりも、普段、見慣れた月に行って、調査して、さらに帰ってきたってのが、すごく分かりやすい偉業。

  

「1983, The Right Stuff, ライトスタッフフィリップ・カウフマン
 完全版は、193分。長い割にまとめきれないのが、今ひとつな理由か。興味ないと退屈かも。

 マーキュリー計画に関わる宇宙飛行士達の話。宇宙飛行士じゃないチャック・イェーガーがカッコよいのだが、登場人物多すぎて散漫になってる感じ。

  

「1997, Contact, コンタクトロバート・ゼメキス
 自分達の理解外のことにまで、身勝手な宗教観を押し付ける。宗教と科学は別物と理解出来ないらしい(笑)。これは、映画だが、現実も似たようなもの。

 八百万の神ってのは、ほんと理にかなった考え方だな。こんなくだらない論争は無用。火星人の神がいても、金星人の神でもいいじゃない。

  

「1997, Gattaca, ガタカアンドリュー・ニコル
 近未来SFというか、サスペンスありのヒューマン・ドラマ。「努力」と「根性」と「インチキ」で、運命は変えられるのか。

  

「1985, Explorers, エクスプロラーズジョー・ダンテ
 子供たちの手作りの宇宙船!、この「わくわく感」は、SF好きじゃないと分からないかもね。子役時代のイーサン・ホーク(ガタカの主役ね)に、リバー・フェニックス。

  
  
映画:Vincent Price ヴィンセント・プライス
2013-05-02

誰それ?、と言われるたび、シザーハンズで、エドワードつくったオジイサン役の人、と答えてる。ジョニー・デップは有名でも、こちらまでは覚えてないか。その筋では、すごく有名な俳優さんなのだよ。

「1964, The Last Man On Earth, 地球最後の男」 ウィリアム・ユーバンク
 ゾンビ映画の古典。雰囲気というか、佇まいというか、カッコいいんだよ。後のオメガマンやら、アイ・アム・レジェンドとかの、リメイク物は好きになれない。

  
  

「1959, The Tingler, ティングラー/背すじに潜む恐怖」 ウィリアム・キャッスル
 映画冒頭に出てくるオッサン、誰や?、監督かよ。うさんくさいと思っていたが、観客を楽しませるために、映画館側にギミックしかけたり、仕事熱心じゃないか。

  

「1958, The Fly, 蝿男の恐怖カート・ニューマン
 主役じゃないが、作品自体が面白いので、一応。

  
  

「1959, Return of the Fly, 蝿男の逆襲」 エドワード・L・バーンズ
 続編、こちらは、出番多し。ちなみに、3作目「蝿男の呪い」には、出ていない。

  

「1965, Dr Goldfoot and the Bikini Machine, ビキニ・マシン」 ノーマン・タウログ
 コメディもいけます。オースティン・パワーズの元ネタだね。

  

「1963, The Raven, 忍者と悪女」 ロジャー・コーマン
 ゴシック・ホラーかと思いきや、コメディ仕立て。ボリス・カーロフ(フランケンシュタインの人ね)に、ジャック・ニコルソン。CGない時代の特撮がんばってます。それにしても、ふざけた邦題は、むかつくな。

  

「1953, House of Wax, 肉の蝋人形アンドレ・ド・トス
 やたら強そうな、ウーン・マンダムさん。クレジット名違うし、これは言われなきゃ分からんわ。

  
  
映画:フランスな モノクロ映画
2013-04-13
モノクロってだけで観る気がなくなる人もいるらしいが、もったいない。僕なんか、モノクロってだけで、映画の格が、一段上がるように感じられる。フランス映画に限らず、古いのは、どんな俳優かわからないのもいい。

ドキドキ・ハラハラな、サスペンスやら、スリラーものから、お気に入りをいくつか。

「1960, Les yeux sans visage, 顔のない眼ジョルジュ・フランジュ
 ホラーっぽいが、下品な怖さではない。マスク姿なんか、モノクロ映像なのが効きまくり。
カラーだと、「犬神家の一族」の スケキヨ みたく、コントっぽくなってしまうのかも。

  
  

「1963, Judexジョルジュ・フランジュ
 同名の連続活劇のリメイク。ヒロインは「顔のない眼」と同じ人。こちらはマスクしていないから、必ず向こうを先に観る事。

  
  

「1965, Alphaville, une etrange aventure de Lemmy Caution, アルファヴィルジャン=リュック・ゴダール
 SFだよな、うん。ずるいな。

  
  

「1960, Le Trou, ジャック・ベッケル
 脱獄モノ。文字通り穴を掘るだけなんだが、何、この緊張感。

  

「1955, Les Diaboliques, 悪魔のような女アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
 上手い、感心する。観終わって、あれこれ、ツッコミが多くても、映画そのものの面白さが大きく上回ってるからな。名作だわ。

  

「1953, Le Salaire de la peur, 恐怖の報酬アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
 前半、いらんとこ多すぎ。後半面白いのに、もったいない。
↓は、ルイージ&マリオとジョー。映画中のルイージが、任天堂のマリオっぽい。

  
映画:超能力 モノ
2013-04-10
派手な超人バトルは、アニメにまかせて。CGバリバリは苦手なんで。

「1983, The Dead Zone, デッドゾーンデヴィッド・クローネンバーグ
 スティーブン・キング×クローネンバーグで、当然、微妙なB級ものだろと思いきや、著しくマトモな作品。主役のクリストファー・ウォーケンの、素晴らしさよ。

  
  

「1980, The Shining, シャイニングスタンリー・キューブリック
 ケチをつけた原作者のスティーブン・キングの脚本版も観たが、キューブリックの優秀さを再確認しただけだった。作者が一番言いたかったことと違うってのも分からんでもないが、そんな事は、観客側からしたら関係ないし、気にするのは、原作オタだけ。

 登場時から、イカレ顔のジャック・ニコルソン よりも、嫁さん役のシェリー・デュバルが怖い。

  
  

「1985, Phenomena, フェノミナダリオ・アルジェント
 虫と交信できる美少女。ちゃんと仕事選んでよ、ジェニファーさん。オチが、つまらないというか、色物的というか、結果的に残念な出来に。

 メタルな音楽は、正直合ってないよ。単独で聞くぶんには、いいんだけどね。

  
  

「1988, AKIRA大友 克洋
 かけた予算と気合を反映したクオリティ。アニメだのなんのとバカにされる必要もない。

  

「2001, R.O.D舛成 孝二
 映画じゃないが。OVA全3話で映画1本分。ラノベ原作アニメなのに面白い。全26話のTVシリーズもあり。

  
映画:侵略!侵略!
2013-03-19
侵略モノ、地味目のやつから、わかりやすいのまで。

「1956, Invasion of the Body Snatchers, ボディ・スナッチャー/恐怖の街ドン・シーゲル
 何度もリメイクされてるボディ・スナッチもの。センスよく撮られている作品は、古さを感じさせない。なんで、劇場未公開だったんだろうね。

  
  

「1960, Village of the Damned, 未知空間の恐怖/光る眼」 ウルフ・リラ
 これも何度もリメイクされてる。2作目、3作目と見比べてみても面白いかも。僕は、やはり、最初のが一番好き。

  
  

「1988, They Live, ゼイリブジョン・カーペンター
 リアルな現代社会の世界観そのままじゃないか。現実は物語よりも厳しく、すでに、メガネすら不要だが。

 とりあえず、まともなキャストで、作り直してくれ。ジョン・カーペンターの作品の女優は、わざとブサイクなの選んでるのか。ことごとく、僕の好みから外れる。プロレスラーの俳優もいらない。ガタイ良すぎて服が似合わないんだよ。元々、裸が一番かっこいいんだから。

  
  

「1957, 地球防衛軍本多 猪四郎
 円谷特撮はもちろん、音楽が最高。伊福部マーチ!! 東宝特撮では、一番好きかも。何気に大人向けだよな。宇宙人の要求も生ナマしいし。

  

「1996, Mars Attacks!, マーズ・アタック!ティム・バートン
 愛さずにはいられない作品。何で、この素晴らしさが分からない奴がいるのか。

  
  

「1985, Lifeforce, スペースバンパイアトビー・フーパー
 マチルダ・メイ嬢しか、話題にならなかった気が…。超大作みたいなサントラに、苦笑い。

  
  
映画:Ray Harryhausen レイ・ハリーハウゼン
2013-01-26

ストップモーション・アニメといえば、この人。まぁ、一般的には、さして有名でもないし、気にもされないし、マニア向けだな。ぶっちゃけ、特撮好きのひいき目に見ても、映画的な面白さは微妙。アニメーションのデモ映画と割り切れば観る価値はある。シンドバッドはともかく、ギリシア神話とか、日本人には、ちょっと馴染みがなくて、受け入れられないのかも。

個人的には「アルゴ~」と「黄金の航海」は、まぁまぁ面白いと思う。「骸骨剣士たくさん」や、「カーリー神」との、剣アクションを絡めた撮影は、見事。

「1953, The Beast from 20,000 Fathoms, 原子怪獣現わる
 似ていると言われているゴジラは翌年公開。多少の影響受けたのは、間違いないだろうね。

  

「1956, Earth vs. The Flying Saucers, 世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す
 円盤の出来もいいし、ヒロインのオネーサン綺麗なんだが、いかんせん地味すぎる。

  

「1957, 20 Million Miles to Earth, 地球へ2千万マイル
 金星怪獣イーマの動き!、すごいなぁ。話自体は、キングコングのオマージュだね。

  

「1958, The Seventh Voyage of Sinbad, シンドバッド 7回目の航海
 サイクロプスは、見てるだけで楽しい。

  

「1961, Mysterious Island, SF巨大生物の島
 実在の生き物を、アニメーションされても、今ひとつ、盛り上がりに欠ける。

  

「1963, Jason and the Argonauts, アルゴ探検隊の大冒険
 前作では、1体だけだった骸骨剣士が、多数登場。

  

「1964, First Men in the Moon, H.G.ウェルズのSF月世界探検」
 特撮よりも、SFの古典としての面白さね。

  

「1969, The Valley of Gwangi, 恐竜グワンジ
 恐竜の色って現実には、判らないんだよね。この映画観るたびに、いくらなんでも紫じゃないだろ、とツッコミたくなる。

  

「1974, The Golden Voyage of Sinbad, シンドバッド 黄金の航海
 カーリ神がスゴイのと、主役のジョン・フィリップ・ロー、ヒロインの キャロライン・マンロー、キャストも良し。

  

「1977, Sinbad and the Eye of the Tiger, シンドバッド 虎の目大冒険
 ミナトンって名前がカワイイだけ。いまいちかと。

  

「1981, Clash of the Titans, タイタンの戦い
 見所は、メドゥーサぐらい。ペルセウスが不細工すぎてね。

  
映画:ストップモーション・アニメ
2013-01-26

人形を使ったコマ撮り手法の作品。多少のカクカク感も味があっていいじゃない。

「1933, King Kong, キングコングメリアン・C・クーパー
 誰もが知っているが、真剣に見たことある人は意外と少ないかもしれない。ウィリス・オブライエンが特撮担当。素晴らしい出来で、後の映画人にも多大な影響を与えている。恐竜と戦うシーンが最高。この時点で完成されているもんなぁ。

  

「1949, Mighty Joe Young, 猿人ジョー・ヤングアーネスト・B・シュードサック
 キング・コングの続編には、「コングの復讐」ってのがあるのだけど、こちらのほうが断然好き。キング・コングを観た後は、続けて、これを観ればバランスが取れる。

 特撮にハリーハウゼンが参加している。これ以降、色んな作品で、ハリーハウゼンの仕事を見られるようになる。

  

「1969~, Чебурашка, チェブラーシカ
 ソ連のアニメータ、ロマン・カチャーノフ。有名キャラだけど、どんな話だっけと聞かれると答えられない。

  

「1967, Варежка, ミトン
 こちらも、カチャーノフ。映像感覚が、アニメの萌えに近い気がする。あざと可愛い。

  

「1933, Fe'tiche, Duffy the Mascot
 ソ連→フランスのラディスラス・スタレヴィッチ。昆虫ものが有名だけど、苦手なんで、こちら。ブサ可愛い。

  

「1993, The Nightmare Before Christmas, ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
 ティム・バートン製作。90年代になると、ぎこちなさなんか、もはや無し。フルCGよりも、圧倒的に魅力的。

  

「2005, Tim Burton's Corpse Bride, コープスブライド
 さらに監督で。先人に対してのリスペクトがあるからね。口先ばかりのゴミ映画人とは違う。エライよなぁ。

  
映画:映画界ネタの映画
2013-01-26
映画の製作側の人間を題材にした作品から、お気に入りをいくつか。

「1986, F/X, F/X 引き裂かれたトリックロバート・マンデル
 SFXの効果マンが主役。特撮好きなら、映像的にも興味深い。ちなみに、続編もある。今や、ほとんどがデジタルなCGに置き換わってしまって、アナログ派の僕は悲しい。最近の映画を好きになれないのも、何でもかんでもCG化してるせいもある。確かにコスト的に有利で、見栄えもいい。だけど、全てが、薄っぺらく見えてしまう。

  

「1981, Blow out, ミッドナイトクロスブライアン・デ・パルマ
 トラボルタが、音効さん役のサスペンス。裏方が、こんなにカッコよくなくてもいいけど。ヒッチコックよりも、パチもんのデ・パルマの方が、なぜか好き。

  

「1950, Sunset Blvd., サンセット大通りビリー・ワイルダー
 サイレントから、トーキーに変わったハリウッド映画界での女優さんの話。スワンソンが圧倒的。まぁ、あちこち本物だし。伝記映画に本人が出るようなもの。

  
  

「1993, Matinee, マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」 ジョー・ダンテ
 ギミックの帝王、ウィリアム・キャッスルのオマージュ。ティム・バートン同様、あふれる(B級)映画愛。興味ない人間には、全く評価されなくても、自分のスタイルを貫けるのはカッコいい。

  

「2011, Hugo, ヒューゴの不思議な発明マーティン・スコセッシ
 「月世界旅行」でおなじみの、ジョルジュ・メリエスの話。全く、スコセッシっぽくない。

  
  

「2001, Mulholland Dr., マルホランド・ドライブデヴィッド・リンチ
 前々作の「ロスト・ハイウェイ」は、???だったが、こちらは、辻褄合う納得の出来。リンチの、ドヤ顔が透けて見える。悔しいが誉めるしかない。登場人物全てが、普通じゃない。脇俳優の濃いこと濃いこと。

  
  
映画:惑星ソヴィエト
2013-01-25
ロシアのSF映画と言えば、惑星ソラリスね。それと、ソラリス、後は、ソラリス(笑)。まぁ、ハリウッド映画と違ってあまり知らないよね。

「1961, Планета Бур, 火を噴く惑星」パーヴェル・クルシャンツェフ
 ノリとしては、円谷の特撮映画。この映画が公開されたのは、ちょうど、ガガーリンが有人飛行に成功した頃。その時代の映画を、イヤイヤそれはオカシイだろうと、突っ込むのは、はなはだナンセンス。

 僕らの知識とて、人づてに聞いた未体験情報であり、自らの体験の伴わないものを安易に信じてしまうのは愚かしいのでは。実は金星には、今でもミニ・ゴジラが、たくさんいるのだよ。

  

「1972, Солярис, 惑星ソラリスアンドレイ・タルコフスキー
 キューブリックの「2001年宇宙の旅」と並び称されるSFの古典。どちらも傑作だとは思うが、反則技の2001年よりかは、映画らしい映画なはず。何はともあれ、女優さんが、すげー好み。

  
  

「1986, Кин-дза-дза!, 不思議惑星キン・ザ・ザゲオルギー・ダネリヤ
 僕が、一番好きなSF作品。最初に観た時、ちょいと油断していたんで、半端なく感動した。いやぁ、映画ってすばらしい、などと解説者みたいな事を口走ってしまうほど。

  
  
映画:Ray Milland レイ・ミランド
2013-01-25

アカデミー主演男優賞とった「失われた週末」や、ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ !」なんかで有名。でも、B級映画に出ているほうが輝いてるんじゃないの。カッコつけて、毎回同じような役しかしない俳優よりも、何倍も魅力的でしょ。

「1962, Panic in Year Zero!, 性本能と原爆戦」レイ・ミランド
 なんで、こんな変な邦題なのかは謎。イケイケな、ミランド親父、己の正義の為には何をやってもOKなのだ!、リアルな世界でも、日本人以外は、こんなもんだよな。

  
  

「1963, X: The Man with the X-Ray Eyes, X線の目を持つ男ロジャー・コーマン
 お医者さん役です。怪しげな目薬さしますと、あら不思議、スケスケじゃないの。

  
  

「1972, The Thing with Two Heads, Mr.オセロマン2つの顔を持つ男」リー・フロスト
 またまた、お医者さんですが、病気で長い事ありません。で、自らの優秀な頭脳を残すべく、すんごいこと企んでます。とりあえず、ゴリラを使って実験。新しい頭つけて、古い頭はとっちゃいます(笑)。頭部移植、人間でもやれそうだな。マジですか。

  
  
映画:おススメしない強力なやつ
2013-01-25
普通の人よりは、たくさん観てると思うが、その中から、インパクト”大”な作品をいくつか。

「1960, 地獄中川 信夫
 観れば観るほど、すごい作品に思えてくる。

  
  

「1982, Videodrome, ビデオドロームデヴィッド・クローネンバーグ
 今、観るとそれほどでもないが、当時、輸入ビデオで見た頃は、まるで、裏ビデオのごとく、何かとてもイケナイものでもみるようなヤバイ感覚だった。

  
  

「1987, ゆきゆきて、神軍原 一男
 アナーキスト奥崎謙三のドキュメンタリー(風)映画。(風)なのは、演出過剰だし、無茶苦茶な部分も多いから。それでも、話の中身そのものは嘘でもなんでもないのだろう。同じテーマの別映画も観たことあるが、こちらの生々しさにはとうてい及ばなかった。

  

「1977, Eraserhead, イレイザーヘッドデヴィッド・リンチ
 我が敬愛するデヴィッド・リンチの1作目。デビュー作がコレだもんな。只者じゃなかったわけだ。寝る前に観ちゃダメだ、夢にでるぞ。

  
  

「1977, HOUSE ハウス大林 宣彦
 大林監督のデビュー作。酷い映画だなぁ、と思いつつ、全否定できない。

  
  
映画:獨臂刀
2012-10-19

獨臂刀は、香港の隻腕武侠物。丹下左膳の香港版。カンフー・ブーム以前のショウ・ブラザーズ映画とか、知らない人が多いよね。今見ると中々味わいがあって面白い。

「1995, 刀, ブレード/刀ツイ・ハーク
 どうでもいいシーンをカットすれば30分に収まりそうなラストバトルだけの映画。香港映画にしては、マトモな ツイ・ハークなのに、なんでこんなに適当?、意味不明の師匠の娘いらねー。しばらくして、獨臂刀という元ネタが分かって納得。

  
  

「1967, The One Armed Swordsman, 獨臂刀」 チャン・ツェー
 これが、元ネタ1作目。ジミー・ウォングは何だかんだ言っても、エンタメが何たるか分かってる人だと思う。カッコよくなくても、黒くても(笑)、映画的には十分面白い。キチ娘に注目。

  
  

「1968, Return of the One Armed Swordsman, 続・片腕必殺剣」 チャン・ツェー
 続編。もう貫禄十分といったところ敵なしの強さ。ツイ・ハーク版のボスキャラのギミックも、コチラの踏襲なのね。

  
  

「1971, The New One Armed Swordsman, 新獨臂刀」 チャン・ツェー
 3作目。優男デビッド・チャンのリメイク物。これはこれで、好き。

  
  

「1971, 新座頭市 破れ! 唐人剣」 安田 公義
 座頭市シリーズ 22作目。日本映画に出張してきた ジミー・ウォング。日本・香港ヒーロー対決。香港版のラストは、本当に違うのか?

  
  
映画:傑作時代劇
2012-10-07

たまたま「スター・ウォーズ」の絡みで「隠し砦の三悪人」を観たら、ハリウッドの大作にも劣らない超エンタメ作で驚いた。「乱」や「影武者」とかのクソつまらないセカイのクロサワ(笑)だろ、と馬鹿にしてたのに、ぐぬぬ…。

以来、時代劇は色々観たが、マトモなのは、せいぜい70年代あたりまで。俳優?、監督?、予算?、まぁ映画産業自体が、ダメダメなんだから仕方ない。たぶん、今後も期待できない。

「1959, 東海道四谷怪談中川 信夫
 新東宝の色モノかと思いきや、良く出来てる。怪談映画は数あれど、ジャパニーズ・ホラーのベスト。天知茂は、絵になるね。

  
  

「1935, 丹下左膳餘話 百萬両の壺山中 貞雄
 チャンバラ無しのホームコメディ。何が凄いかって、コレ1935年 戦前の作品で、監督が20代! 山中貞雄 恐るべし。

  
  

「1962, 座頭市物語三隅 研次
 盲目の居合いの達人で、按摩で、ヤクザ、というか侠客か。座頭市シリーズ、全26作の第1作目にして最高作。娯楽色の強いシリーズ他作品とは別次元。

 座頭市が有名でも、このモノクロの一作目を観てる人は少ないはず。勝新以外の座頭市?、論外でしょ。断じて認めない。
 
  
  

「1972, 子連れ狼 死に風に向う乳母車三隅 研次
 萬屋、北大路のTV版の方が有名だったりして、少々気の毒な映画版の子連れ狼。これは、全6作の3作目。

 若山富三郎は自分のキャラをよくわかっていないんじゃないのか。別にカッコ悪いとは言わないが、恰幅良すぎ。弟の座頭市とは違って、トンデモ映画としての面白さ。まぁ、結果オーライ。

  
  

「1968, 斬る」 岡本 喜八
 原作、山本周五郎。仲代達矢、高橋悦史、神山繁、岸田森。役者さんが皆ステキ。一番繰り返し観た時代劇。娯楽作としては、満点の出来。

  
  

「1954, 七人の侍黒澤 明
 好き嫌いは別にして、これだけの力技的な作品は、二度と撮られることはないでしょ。

  
  

「1962, 椿三十郎黒澤 明
 前作「用心棒」に、コメディ要素を足した娯楽作。これがエンターテイメント。